新規事業開発でジョイントベンチャーをおこなうべき理由

今までの大企業の新規事業開発の戦略を大きく分類すると、自社でおこなう内製型と、スタートアップ投資、CVC、ジョインベンチャーなど外部とのコラボレーション型があり、どちらかに偏っていることが一般的でした。

これまでの大企業の事業開発戦略はどちらかに偏っていることが多かったのですが、内製型も外部コラボレーション型もそれぞれの課題がありました。まずはそれぞれの課題からみていきましょう。

 

内製型の課題

自社開発には、経験不足や知見不足、人材不足という課題があります。

さらに、立ち上げまでに時間がかかり、かつ経験がないため精度の低い事業開発になってしまうのが内製型の課題といえます。

外部コラボレーション型の課題

コラボレーション型の場合、基本的には50%以下でのマイナー出資がメインになるため、事業のコントロールが難しいことがあげられます。

また、この指標を下回ったら撤退という撤退基準のKPIを設けないで出資してしまうため、

サンクコスト的に追加投資をしてしまう場合があります。

 

また、ファイナンス的な視点では、本体の経営企画や出資部門は投資目線になるため、どうしても短期的な利益追求をおこないがちです。そのため、長期的な視点での企業価値の向上をスコープとして設けられないことも課題のひとつです。

 

このように、内製型、外部コラボレーション型、それぞれに課題があるため、バランスよく活用して全体の戦略を構築していくことが新規事業開発のあるべき姿です。

 

内製型の場合は、とくに自社の既存事業と親和性が高いものを対象とします。

その場合、経験のあるスタッフを外部からヘッドハンティングしたり、ギグワーカーを雇うことなどを積極的におこないましょう。

 

外部コラボレーション型の場合、買収か出資か、どの程度コントロールしたいのか、事業の主導権をどの程度握りたいかで判断していくとよいでしょう。